患者様・ご家族の方
医療関係者の方
採用ご希望の方
患者さんご自身やご家族と一緒に、安全に過ごせる環境づくりを行っています。
ご理解、ご協力をお願いいたします。
「病院は安全な場所」でありたいですが、残念なことに、病院には危険がいっぱいです。患者さんご自身やご家族のご協力をお願いいたします。
ただでさえ、心身の力が弱っている方々が集まっている場所で、ご自身では危険回避できない状況が元々あるうえ、そこに、様々な治療や検査が行われ、あらゆる医療機器や薬の管理をします。それも一律ではありません。個々にあわせて、多種多様なことを取り扱い、そのすべてを確認する必要があります。
たとえば、たった一人に薬を飲んでいただくにも、患者さんは間違いないか、薬剤名は正しいか、用量は適切か、飲む時間は良いか、薬はむせたり口の中に残ったりしないか、空のごみを口に入れたりしないよう捨てられたか、残りの薬の数はあっているか、次の薬が足りるよう準備されているか、副作用は大丈夫か、飲み合わせに問題はないか、と、注意、確認することがたくさんあります。
複雑な治療、検査、沢山の医療機器を前に、24時間、何十人、何百種類のことに注意を向けるといった、ハードな求めに応えられるよう、最大限の努力をします。
人間が行うことですから、どのような事でも100%はないことを念頭に、事故が未然に防げるようにしたいと考えています。
患者さんやご家族の方には、病院には、通常の生活とは比べられないほど多くの「危険な状況」が潜んでいることに、ご理解ご協力いただき、共により安全にお過ごし頂けるような環境づくりを目指したいと思います。
もらったお薬の内容を確かめていただけますか。お薬や点滴は、いつもと同じでしょうか。
命に関わる大切なチューブです。
治療にあたり、やむを得ない場合には、患者さんやご家族の方にご相談し、了解を頂いて、身体を拘束しなくてはならないことや、薬の力を借りて、鎮静を図ることがあります。
本来の病気ではなく、ケガにより入院が長引いたり命に関わると大変です。痛みや心配といった苦痛がとりきれず、また、いつもと違う寝床で、ゆっくり休めないかもしれません。ご高齢者では、自分がどこで何をしているのか、わからなくなってしまったり、落ち着きがなくなりベッドから落ちたりすることがあります。
できるだけ、昼間は起き夜は寝る、時間に食べるといった生活リズムを整えるようにします。
治療上どうしても必要な時には、ご相談の上で、動きだしたことがわかるようなセンサーをとりつけさせていただいたり、手や足、時には体を拘束しなくてはならないことがあります。
病院の床は思いのほか滑ります。スリッパでなく必ず靴をお使いください。
食事で肺炎や窒息!
むせないから大丈夫、ではありません。飲み込む力が弱って、むせる力がないのかもしれません。
必要な場合、看護師がお食事をお手伝いに伺うまで、お待ちいただきます。
水分が多いとむせやすくなるため、トロミをつけるものをご持参いただくようお願いすることもあります。
ところで、その差し入れは、許可が出ていますか?
小さいお子さんは、急激に症状が悪化したり、逆に軽快したりします。また、ご高齢者の場合は、症状がはっきりしないまま悪い状態になっていることがあります。敵と戦う力が、若い人のようにはなく、熱を出したり、膿んだり腫れたりすることができないのです。
早めに診察を受け、お薬は指示どおり最後まで、飲んでください。
病院は、病原菌を持った様々な患者さんが集まる所でバイ菌の宝庫。目に見えなくても、悪さをする細菌類が、一般の環境に比べると多いと思ってください。
・床や壁や手すりなど不用意に触れないこと。
・落ちているものを素手で拾わないこと。
(たまに、幼児が床にねそべっている光景を見ます)
手洗い、うがい、咳エチケットは、いつも守りましょう。また、風邪気味などでの面会や、長時間の面会もご遠慮ください。
あれ!同じ苗字だけど
(承知してはおりますが・・・。)
お名前を伺います。ご面倒をおかけいたしますが、その都度、 お答えくださいますようお願いいたします。たくさんの患者さんと対応しますので、ご協力をお願いします。
入院すると、名前の入ったバンドを手首に取り付けます。
モノ扱いされたようで、ご不満もあるかと思いますが、これも確認、事故防止のためです。ご理解くださるようお願いいたします。
点滴や採血のとき、スタッフはお名前を確認したでしょうか。お名前、薬剤、使用量、速度、注射部位の状態、など等たくさん確認することがあります。確認作業にご協力ください。
こんな治療をするとは聞いてない
こんな結果になるなんて
行う医療については、納得がいくまでご説明させて頂き、同意を頂いてから行います。(インフォームドコンセント)ご質問やご不満、不安など、遠慮せずご相談ください。
もちろん、他の医師の診察を受けたい。他の病院を受診したい(セカンドオピニオン)なども、気兼ねせずにお話ください。
病院内で、暴力行為や診療妨害があった場合は、速やかに所轄の警察署に連絡をとり、患者さんや職員の安全の確保をします。