診療科のご案内

泌尿器科

泌尿器科からのお知らせ

 泌尿器科では、十分な手術時間の確保のため、外来受付時間を下記の通りといたしますので、ご注意ください。

【泌尿器科 月・水曜日の受付時間】
(変更前)8:30 ~ 10:30

(変更後)8:30 ~ 10:00
・火曜日・木曜日・金曜日の受付時間(午前8:30~11:00)に変更はありません。

 患者様みなさまには大変ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い致します。

平成24年12月 足柄上病院長

診療内容

 泌尿器科とはいったいどのような科なのでしょうか。

 泌尿器科の専門医は全体の医師数と比べてとても少数です。また特殊な領域の科であるため、一般にはどんな時に御自分がかかることになるのかあまり知られていないと思います。またある程度判っていても、泌尿器という語感や、症状からなかなか行きにくい科ではないかと思います。

 泌尿器科とは、文字通り尿に関係するからだの仕組みを診る科です。

 尿をつくる腎臓、その尿を下へ送るパイプである尿管、尿を一時貯めておく膀胱、そして尿を体の外に出すパイプである尿道。これらの一連の流れ道が病気になったとき働く科です。

 これらは女性も男性も同じ仕組みですから、泌尿器科にかかる患者さんの3分の1は女性だそうです。多くの女性が経験する膀胱炎などもこれに当たります。しかしそのほかに、男性の生殖器も担当します。精子を作る精巣(睾丸)。精液を作り精子と混ぜて送り出す前立腺。そして陰茎です。
 そのほかに副腎というホルモンを出す臓器(腎臓の上についてます)への外科的な治療(手術)も含まれています。

 以上のような臓器に起きる病気とは主に、ばい菌が付くことによる感染症(炎症)。お小水の成分が固まって出来る結石。そしてもう一つが癌になります。そのほかには先天性の病気。神経の障害などによる機能の異常。そして加齢にともなう変化による症状などです。(ただし泌尿器科では、腎臓、副腎については感染症治療と癌、結石などの手術が中心になり、その臓器の働きに関する治療は専門の内科が担当します)

 ではそれぞれの臓器で、病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

さまざまな泌尿器科の病気

感染症(主にばい菌が付いて炎症を起こす)

  • 腎盂腎炎:発熱と背中の痛み
  • 膀胱炎:排尿時の痛み、不快感、残尿感
  • 前立腺炎:膀胱炎の症状と発熱、排尿困難
  • 尿道炎:男性で膀胱炎と同じ症状
  • 精巣上体炎:陰嚢が硬く腫れ、痛い、発熱

 いずれもばい菌を殺す抗生物質を用いて治療します。入院を要することもあり、重症になることもありますので早めの発見治療を要します。

結石(尿の成分が沈殿、固まって石になる)

  • 腎結石:症状が無いことが多い(レントゲン検査などで偶然みつかる)
  • 尿管結石:片側の背中、お腹に耐え難い激痛が走る。尿に血が混ざる。腎盂腎炎になることもある。
  • 膀胱結石:あまり動けない人に多い。石が尿の出口に詰まるとお小水が出せなくなる。

 小さなものは点滴で出てしまうこともあり、大きいと砕く必要がある場合もあります。

  • 副腎癌、腎癌、腎盂癌、尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、尿道癌、陰茎癌、精巣癌など

 健康診断の検尿、PSA(前立腺癌を見つけるための血液検査)でみつかることもありますが、ほとんどが無症状のため本人は気がつかないことが多い。手術や化学療法を行います。

神経などの障害、加齢に伴う変化

  • 前立腺肥大症
     膀胱の下(尿の出口)にある前立腺が大きくなり、尿の通り道を圧迫します。尿の出が悪くなったり、回数が増えたりします。
     男性の病気で、主に初老以降の方がかかります。
  • 神経因性膀胱
     膀胱など排尿に関わる神経が壊れて発症します。糖尿病、脳神経疾患、外傷、前立腺肥大症の影響などで発症します。尿が出なくなったり、反対に漏れたり、近くなったり、様々な症状が発生します。
  • 尿失禁
     女性では若い方にも多い症状です。いろいろな原因があります。最近は良い薬が沢山出ています。予防のトレーニングもご指導します。横浜になりますが、良い病院(優しい女性の先生がいる)も紹介します。
  • ED
     勃起障害です。

 他にも様々な病気があります。薬や手術で治療します。歳のためとあきらめてしまう人が多い病気ですが、治療で楽に暮らせるようになる場合も多いです。

先天的な病気

 生まれた時からある病気です。子どものうちに治療を要するものもあります。

  • 腎盂尿管移行部狭窄停留精巣(陰嚢に玉がふれない)、尿道下裂包茎(おちんちんの皮がむけない)など多くの疾患があります。
    健康診断で指摘されたり、見た目に外の人と違って気が付くことがあります。治療を要するものと、必要の無いものがあります。
  • これ等の他、副腎の病気に伴うホルモンの異常男性不妊症外傷など沢山の病気があります。

 よくお話を伺って検査、診断、治療していきます。当科で治療が出来ないものは各種専門病院や大学病院などへご紹介いたします。

泌尿器科へのご相談

 一般に泌尿器科に掛かるきっかけは、排尿時に出る症状です。頻繁にトイレに行きたくなる(頻尿)、尿をする時痛い、尿に血が混じるなどの際は、まずはじめはお近くの内科などの先生にご相談なさる方が多く、その後当科へご紹介いただいております。いずれも放っておくと慢性化したり、癌の初期症状である場合もあります。我慢せず、早めにご相談になってください。また、癌など症状の無い病気も多くあります。心配だなと思ったら、お気軽に泌尿器科へもご相談ください。皆さん同じような病気や悩みを抱えておられますので、安心してください。

 特にお小水の漏れなどは女性の非常に多くの方が経験しています。若い健康な方でも、体の構造上発生しやすいのです。
 お薬やトレーニングでよくなることも多く、どうかお一人で悩まずご相談ください。また歳のせいだとあきらめられてしまうことの多いのが泌尿器科の病気の特徴でもあります。
 治療で楽に暮らせるようになることも多いので、こちらも是非一度ご相談ください。

スタッフの紹介

医師名 認定資格等
部長
 渡邉 岳志
日本泌尿器科学会専門医・指導医
 蓼沼 知之 日本泌尿器科学会専門医
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
 石川 達郎  
非常勤医師
 大髙 茉莉