がんセンター緩和医療科初期研修プログラム
対象
卒後初期臨床研修・ローテイト方式
研修医 2名
研修期間4週間
研修目標(GIO)
終末期患者の全人的苦痛を理解し、多職種アプローチによるチーム医療による苦痛の軽減を目指すことに関する知識と実践を経験する。
行動目標(SBO)
- 臨床医として終末期を迎えた患者の苦痛を早期に把握し、対応できるようにする。
- 他の職種とのチーム医療が適切に出来るようにする。
- 疼痛の病態が理解できている。
- 体性痛
- 内蔵痛
- 神経因性疼痛
- 疼痛に対する適切な処置ができる。
- WHO疼痛ラダーが理解できている
- NSAIDs の適切な使い方ができる
- weak opioid の適切な使い方ができる
- strong opioid の適切な使い方ができる
- 鎮痛補助薬の適切な使い方ができる
- 患者の全人的な苦痛が把握できる
- 身体的苦痛が理解できている
- 社会的苦痛が理解できている
- 心理的苦痛が理解できている
- 霊的苦痛が理解できている
- 全人的苦痛が理解できている
- チーム医療が展開できる
- 他職種とのコミュニケーションが図れる
- チームをまとめていくことができる
- 終末期患者とのコミュニケーションが図れる
- 家族とのコミュニケーションが図れる
- 鎮静の条件と適応が理解できている
- 死亡確認ができる
- 遺族とのコミュニケーションが図れる
- 疼痛の病態が理解できている。
研修方法
- 緩和ケア病棟(定床17床)において指導医のもとに、全入院患者を対象とし研修行う。
- 病棟カンファランスには欠かさず出席し、各職種との意見交換を行い、ケアの方針を決定する。
- 主治医、看護係長による病室訪問に同行する。
- 主治医、看護師による病状説明に同席する。
- 入院患者に対して病態を把握し、医学的な処置を行う。
- 主治医への夜間緊急呼び出しに対しては、基本的に必ず同行する。
- 主治医による死亡確認に立ち会う。
- 各種学会、検討会に参加する。
- 教科書
Oxford textbook of palliative medicine (Oxford University Press)
緩和医療学
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週間スケジュール
午前 | 午後 | |
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