循環器呼吸器病センター初期研修プログラム(自由選択科目)
対象
選択科目に、神奈川県立循環器呼吸器病センターを選択した研修医
研修期間は、呼吸器科・呼吸器外科、循環器内科(心臓血管外科も含む)で1ヶ月以上
呼吸器科・呼吸器外科研修プログラム
対象
選択研修で当センター呼吸器科を希望した研修医
呼吸器科・呼吸器外科の研修目標
- 研修を通じて呼吸器科・呼吸器外科臨床の常識を身につける。
- 肺癌の診断、staging、手術適応、制癌化療、放射線治療について理解を深める。
- 気管支喘息の慢性管理-自己管理-の指導法に習熟する。
- 結核を含む呼吸器感染症に対する基本的考えた方をマスターする。
- 呼吸器疾患の検査に習熟する。(気管支鏡検査の基本、呼吸機能検査、アストグラフ)
- 呼吸器外科の手術を見学し、呼吸器外科について理解を深める。
行動目標
- 診断に必要な情報を聴取し、収集して記録できる。
- 診断のための画像の読影ができる。
胸部単純X-p、CTscanを中心に。骨シンチ、MRI etc - 上記情報を総合して肺癌のstagingができる。肺癌の手術適応症例を選択できる。
術前患者のリスク評価ができる。手術術式が理解できる。(開胸による肺切除術、胸腔鏡による肺切除) - 診断のための気管支鏡検査ができる。
- 診断のための呼吸器機能検査ができる。(スパイロ、アストグラフ、ポリソムノグラフィー等)
- 手術治療が選択される代表的疾患の肺癌・気胸などを中心に、疾患の病態を理解してもらい、術前検査・手術治療。術後管理を経験してもらう。
研修方法
- 各種カンファランスへの参加・プレゼンテーションを通じて呼吸器科臨床の常識を身につける。プレゼンテーション能力を養う。
- 肺癌・間質性肺炎・肺結核症等の入院患者(8床)の主治医となり、指導医の下で研修を行う。
- 休日も含めて、当直を指導医の指導の下に行う。
- 気管支鏡検査(月、火、金)を見学してまず気管分岐の解剖を憶える。指導医の下で自分でやってみる。
- 呼吸機能検査、アストグラフを見学する。自分でやってみる。
- 外科病棟において、選択された肺癌・気胸などの患者を対象に研修を行う。術前・術後の検査・管理は、指導医とともに参加。
- 手術患者・家族に対する主治医の面談に立ち会う。
週間スケジュール
<呼吸器科>
7:30~ | 8:00~ | 8:40~ | 13:30~ | 16:00~ | 17:00~ | |
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月 | 病棟会議 | 気管支鏡検査 | 死亡症例検討会他 | |||
火 | 病棟会議 | 気管支鏡検査 | 外科・放科合同会議 | |||
水 | 読書会 | 病棟会議 | アストグラフ | |||
木 | 病棟会議 | 部長回診 | ||||
金 | 病棟会議 | 気管支鏡検査 |
<呼吸器外科>
7:30~ | 8:00~ | 8:40~ | 13:30~ | 16:00~ | 17:00~ | |
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月 | 手術 | 病棟業務 | ||||
火 | 手術 | 病棟業務 | 呼吸器科・放科合同会議 | |||
水 | 術前会議 | 手術 | 病棟業務 | |||
木 | 外来 | 病棟業務 | ||||
金 | 手術 | 病棟業務 |
指導医リスト
呼吸器科部長 | 小倉 髙志 |
呼吸器科医長 | 萩原 恵里 |
呼吸器科医長 | 加藤 晃史 |
呼吸器科医長 | 小松 茂 |
呼吸器科医長 | 西平 隆一 |
呼吸器外科部長 | 田尻 道彦 |
呼吸器外科医長 | 大森 隆弘 |
呼吸器科・呼吸器外科の概要
施設認定
- 日本呼吸器病学会認定施設
- 日本呼吸器内視鏡学会認定施設
- 日本環境感染症学会認定教育施設
- 日本外科学会認定研修施設
- 日本呼吸器外科学会専門医認定医制度認定施設
- 日本胸部外科学会専門医認定医制度認定施設
- 日本病理学会登録施設
- 日本放射線科専門医修練機関