院内助産のご案内

当院の院内助産について

なぜ院内助産なのか

 近年、産科医師不足や分娩施設閉鎖という状況の中、これまでとは違った形での周産期医療の整備が必要とされてきました。平成20年度、厚生労働省により「院内助産所・助産外来施設整備事業」が開始されました。
院内助産のご案内 当院も類をみず、何とか産科を閉鎖せずに継続する方法として、平成23年4月から院内助産システム(正常産は助産師の責任で主導的に管理され、リスクが生じた場合に産科医が医療対応するという体制)を開始しました。
 そして、平成29年4月より常勤産科医師が不在となり、「院内助産システム」から「院内助産」に変更しました。

院内助産とは

 常勤産科医師不在の病院内において、正常経過をたどるローリスクの妊娠・分娩を、助産師の責任のもと管理します。
 * 異常が認められた場合は、速やかに嘱託医療機関(小田原市立病院)へ相談し、転院や救急搬送を行います。

助産師の役割

 あくまでも主役は分娩されるご本人です。助産師は、妊産婦さんがもてる力を十分出せるようにいつでもサポートします。

院内助産の流れ
  1. 対象となる妊婦
    助産師が管理しますので、ローリスクの方が対象です。 対象となる妊婦
    • 正常な妊娠経過が予測される方
    • 単胎(双子や三つ子でない)の方
    • 妊娠中、複数回、当院と連携する産婦人科医師の診察を受けることを了承された方
    • 自然分娩をするために自己管理ができる方
    • 非妊時肥満(BMI25以上)でない方
    • 身長が150㎝以上の方(経産婦さんは150㎝以下でもお受けできる場合があります)
    • 経腟分娩が可能であると予測される方
    • 助産師、産婦人科医師双方が助産師分娩で分娩が可能と判断された方
    • 異常が認められた場合、速やかに小田原市立病院への受診や搬送を了解される方
    • 高血圧、心臓病、糖尿病、腎炎、子宮筋腫、卵巣腫瘍、甲状腺疾患、膠原病、精神疾患、血小板減少症、気管支喘息などの合併症がない方
    • 前回の妊娠・分娩に異常のない方
    • 小田原市立病院へ個人情報を提供することを了承された方

  2. 妊婦健診はおもに助産師外来で受診していただきます。また妊娠経過中、複数回嘱託医療機関からの産科医師の診察を受けていただき、当院での分娩が可能か評価します。
  3. 夫立会い分娩夫立ち会い分娩は、ペアクラスに夫婦そろって参加することを条件に行っています。
    当院出産の90%以上が立ち会い出産をしています。

  4. 分娩は、助産師が管理します。
    分娩時は、主に助産師が管理それぞれの産婦さんのペースに合わせながら、助産師がサポートさせていただきます。
    当院自慢の畳でのフリースタイル分娩を行っています。フリースタイル分娩とは、自由な体位でお産をすることです。自分の体を感じながら、上手にお産に向き合いましょう。

  5. お産した直後から母子一緒母乳育児を推進しています。お産した直後から母子一緒に過ごします。

  6. 入院中の産後健診は、助産師が行います。
  7. お母さんの1か月健診は、助産師が行います。

 

 当院で分娩をご希望される方は、まずは助産師外来へお問い合わせください。