足柄上病院ジャーナル
平成22年9月1日号

足柄上病院の病院理念
「あ」:安全で安心な医療を提供します。
「し」:社会の要請を担う政策医療を展開します。
「か」:患者中心の医療を実践します。
「み」:魅力ある自立した病院を目指します。

初秋号(通刊 第36号)

インフォメーション当番つれづれ

副院長 高橋協

 こんにちは。副院長の高橋です。この「かけはし」が出るころはまだ残暑厳しいかもしれません。そこで今回は硬い話しは抜きで行きたいと思います。
 当院では管理職に当たる職員と病院ボランティアの方が交代で外来ホールのインフォメーション(総合案内)に当たっております。多くても月に1回程度なのですが、実は私はこれが大の苦手。応対をしていない間は時間の無駄みたいな気がして、いつもは医学雑誌などを机の下に忍ばせているような不心得ものです。そのせいか私が当番のときは「お客さん」が少ない。心ある職員からは「声をかけるなオーラを発しているんでしょう!」と叱られています。
 先日の当番の時、肝心の雑誌を忘れてしまいました。仕方ないのでホールの人の様子を眺めています。
 会計を待つ高齢の男性が座っています。程なくし旧知の方でしょうか、やはり年配の男性がその方の隣に座りました。大きな声なので私のところまで話が良く聞こえてきます。お一人の方は、特に片方の聴力が悪いことがわかりました。もう一人の方はそれに気づいて、聞こえの良い側に席を変えます。その方はお相手の愚痴に「耳の悪い人は長生きするといいますよ。」と元気付けられています。いい事を聞いた。私の身内にも耳の遠いものがおりますが、こういって元気付けてあげたい。長生きすれば耳をも遠くなるでしょうから原因と結果が逆かもしれないけど、そんなことどうでもいいです。私も老いたら友人にあんなふうに暖かく穏やかに声をかけられるようになりたい。
 二人の子供を連れたお母さんが前を通りかかりました。私が良く診ているこどもたちです。私に気づいてお母さんも子供たちもニコニコとご挨拶してくださいました。患者さんにえこひいきはしていませんが、私はこのご家族が大好きです。短い診察の間でも育児書とは無縁のこどもへの慈しみが伝わってくるのです。安定と信頼の中で子供はのびのびと育ちます。この子達も、もちろんのびのび…。あれ、ホールの中を走り始めた!病気で来たんだろーが!!静かにしろ!!
 業務も終わりに近いころ、中年の男性がみえました。穏やかに微笑されていますが「ちょっといいにくいんだけど」と切り出します。このようなときは私もびっくりしたネコみたいに神経を集中し、相手に負けないだけにこやかにお話をお聞きします。「会計の人たち笑顔がないよ」。その後しばらく私も会計の方たちの表情を眺めていました。難しいですね、少なくとも私には不快ではなく、銀行には負けるけど、東京都の旅券発行事務所とは同程度のように感じました。微笑みの効用はいまさら言うまでもない事です。現に先ほどの患者さんは「いいにくいこと」を微笑で包んで私にお話になりました。自然な微笑のほうが接遇マニュアル仕込より善いにきまっています。この方は「病気で心細いんだから…」とおっしゃってました。ここが病院の特殊なところで、私ども病院職員が心すべきことなのだと思います。パスポートもらうときならぜんぜん気にならないのに、病院ではそうは行かない。努力しましょう。
 さて、つつがなく所定の時間を努めました。前日、副看護局長が当番のときは応対した方が30名、今日の私はたったの9名(そのうち一人は大学受験相談でした)。やはり何か声をかけづらいオーラが出ているんでしょうか。淋しいような嬉しいような……


小児の発熱

小児科医(日本小児科学会専門医)(日本アレルギー学会専門医)真部哲治

 ● 発熱の原因
 こどもの正常体温は、36.2〜37.4度で、37.5度以上が発熱となります。発熱の原因として最も多いものは感染症(カゼ、肺炎、胃腸炎、腎炎など)です。細菌やウイルスに感染すると、体の中を守ってくれる細胞が働き、その反応として熱が出ます。その他、川崎病という病気や、脱水でも発熱を認めることがあります。
 ● 発熱は悪いこと?
 発熱自体は、体の防御反応の結果であり、悪いものではありません。発熱が続き、体力の消耗が大きくなってくると問題になってきます。体温は数値で出るので、気になるところですが、お子さまが元気であれば「すぐに病院へ行かなきゃ!!」と慌てなくても大丈夫です。
 ● 受診するタイミングは?
 他に大きな症状がなく、元気があれば家で様子をみていてもよいです。しかし、4日以上熱があるようなら、カゼをこじらせた可能性もあるので受診はしておきましょう。熱以外にも症状(咳、嘔吐など)があり、ぐったりして水分がとれないなど、全身状態が悪いときは、4日を待たずに、早めに受診してください。それと、注意しないといけないのは、生後3ヶ月未満の発熱です。この時期の発熱は敗血症(血液の中に細菌が入った状態)、腎炎、髄膜炎など重症細菌感染症の可能性も否定できません。ぐったりして、哺乳も落ちているなら時間外でも受診したほうがよいでしょう。元気で、哺乳がよければ病院が開くまで様子を見てもよいです。
 ● 解熱薬について
 解熱薬には、熱の原因である細菌やウイルスをやっつける作用はありません。つまり、治療薬ではありません。では、何で使うかというと、熱によるぐったり感を一時的にでも和らげてあげるために使用します。従って、熱が高くてもお子さんが元気であれば解熱剤を使う必要はありません。また、「解熱剤を使用しているのに熱が下がりません。重症な病気でしょうか?」と心配そうな表情で病院に駆け込む方を、当直中に必ず1人はみかけます。解熱薬が効きにくい=重症な病気ではないのでご安心ください。
 解熱薬は、飲み薬と座薬の2種類があります。効果はどちらでも同じです。私の場合は、薬が飲めない場合は座薬を、座薬が嫌いな子には飲み薬を処方しています。解熱剤を処方してもらう時は、どちらがよいか医師に言うとよいでしょう。世の中、親切な医師ばかりではありませんので(笑)。また、6ヶ月未満の乳児においては、体温調節中枢そのものが未成熟で、解熱薬の効果も不安定で、低体温などの副作用が出やすく使用は控えたほうがよいでしょう。6ヶ月未満の赤ちゃんに安易に解熱剤を出すような医師には注意しましょう。まさかいないとは思いますが・・・。    
 ● 最後に
 いろいろと発熱について語りましたが、心配であれば、「早いかな?」と思っても、受診してください。何度か受診するうちに、お母さんもだんだん受診するちょうどよいタイミングがつかめてくると思います。僕も医師になりたての頃は、見極めができてなく、心配で今の2倍以上、検査や点滴をしたものですから(汗) 何事も経験です!
  ● まとめ
@ 発熱自体は悪いものではない。子供の全身状態を見るべし
A 以下の状態の時は受診するべし
  ・生後3ヶ月未満の発熱
  ・熱以外の症状が強く、水分がとれないなど 全身状態が悪い時
  ・元気であったも4日以上発熱が続く
B 解熱剤は治療薬ではなく、熱によるつらさを一時的にしのぐものなり 
C 解熱剤が効かない=重症な病気ではない
D 生後6ヶ月未満は安易に解熱剤を使用しないのが原則なり

「放射線科の役割と将来像」
放射線科技師長  野川義昭

 病院で受診される皆様にとって放射線科とはどの様に映っているのでしょうか?そんな素朴な点を中心に私どもの業務や検査内容そして、今後導入される装置やシステムについて御説明いたします。
 まず、外来窓口で「○○さん先にレントゲン写真撮って来て下さい」などと告げられて放射線科に来られた経験があるかと思いますが、ここで各種のX線単純撮影を行います。胸部や腹部、各部の骨の撮影など様々な部位を検査し出来上がったX線フィルムを受け取り、外来での診察を受けられる事になります。
 このX線単純撮影が放射線科の一番大きな業務量を占めており、年間で約3万9千人が来られ、約7万2千回の撮影を実施しております。この中には外来受診の方や入院患者さんと、救急搬送された患者さんの人数も含まれております。
 そして次に皆さんが受けられる検査といえば、CT検査と、MRI検査が代表的だと思います。この2つの検査装置は体の内部を見る事が出来る装置として有名ですが、大きな違いが有ります。それはCT装置ではX線を利用して体内を通過したX線データーをコンピューターで輪切りの断面像として目に見える画像を作りますが、MRI装置はX線を一切使いません。その代わりに大きな磁石のトンネルに入り体の検査したい部分の磁力をコントロールし、信号をコンピューターで処理する事で、目に見える画像が作り出せるのです。この2種類の装置も万能性があるわけではなく、CTが有利な検査もあればMRIでしか見えない検査もあり選択が重要となります。このCT検査は年間約1万3千人、MRI検査では約4千百人の方が検査を受けられております。
 その他にも、乳がんを検査する乳房撮影装置や、心筋梗塞や脳出血のときに検査と治療を行う血管撮影装置、バリウムを使って胃や大腸を検査するX線テレビ装置、放射性同位元素が含まれた薬を使って脳や心臓、腫瘍を検査するRI検査装置などが設置されております。
また、装置の中で検査に使用する為でなく、治療専用の機械が1つだけ病院の地下に設置されております。この機械は癌の治療専用に使用するものでリニアックといいますが、こちらは一般の方には余り目に触れることは無く、対象患者さんも限られています。
 それでは、今後の将来像についてご説明いたします。まずX線検査といいますと、フィルムを見ながら先生の説明を受けるというのが一般的でしたが、将来的にはこのフィルムは要らなくなります。
 つまり、フィルムを使わず検査した画像をテレビモニターのように画面で表示して診察を受ける様に変わるのです。また現在のカルテも将来はモニター画面の上で表示される事になり、全てが電子化ペーパーレスの時代が求められています。当院でも将来計画としてフィルム利用の縮小、紙データーの電子化、カルテの電子化に向けて計画を推し進めているところです。
 X線検査では、検査を受けられた後にフィルムが出来るまでの待ち時間が必要でしたが、今後は検査終了後に外来へ戻られる程度の時間で、すでに検査データーが外来に届くように改善して行く予定です。
 放射線科というセクションは、病院の中でも非常に高額な医療器械が多数設置されておりまして、1つの装置を新しく買い換えるだけでも億円単位の予算が必要となり、最新医療器械を充実配備するには厳しい予算状況では有りますが、そんな中で念願でありました新型CT装置を購入設置できる事となりました。現在の画像による診断においてはCT装置なしでは何も出来ないといっても過言でない状況でありこの装置の導入は私たち病院スタッフにとっても医療を受けられる患者さんの立場からしても朗報であるといえます。導入後は現状で出来ない検査を充実させ、「痛くないのに良く判る」をモットーにCT検査のレベルアップ、検査予約の受け入れ容量の増加、必要なときに出来るだけ迅速に検査実施できる体制を整えてまいります。
 今回のCT装置は、増加する心臓疾患の1次検査を大きく変える機能を有し心筋梗塞の疑いでは、即座に検査し、その後の治療への橋渡しをスムーズに行える効果が期待されます。また脳血管疾患の場合でも血管の変化を三次元画像として捉え、今まで以上に見えやすく判りやすい情報を提供する事が出来ます。
 その他の各装置につきましても計画的に高度医療画像情報を提供できるように地域の中核病院として、救急病院としても充実させ、病院の1セクションである放射線部門を安心してご利用頂ける為にも今後とも努力してまいります。検査に来られましたら不明な点はお気軽にお尋ねいただき、安心してより良い検査を受けていただけます様に、お願いいたします。

痔でお悩みではありませんか?

病院長 山本裕司

 痔でお悩みではありませんか?肛門の解剖図にあるように肛門は直腸の粘膜と肛門粘膜、それを支持する筋肉や脂肪、皮膚にて形成されています。
 肛門管は内肛門括約筋、外肛門括約筋、肛門挙筋によって取り囲まれています(図1)。痔は肛門周囲の病気の総称です。痔には痔核(ジカク)、痔瘻(ジロウ)、裂肛(レッコウ)などの種類があります。痔核はイボ痔、痔瘻はアナ(穴)痔、裂肛は切れ痔と呼ばれることもあります(図2)。その他肛門に発生する病気として血栓性外痔核、皮膚炎、肛門管癌などがあります。日本人の場合、約50%が痔核で、痔瘻、裂肛が各々15%づつを占めています(図3)。今回これら3つの病気について説明致します。

 1.痔核
 痔核は直腸から肛門にかけて静脈がふくらんだもので、発生する場所によって内痔核、外痔核の二つのタイプがあります。症状は排便時の出血、いぼ状の突出、痛みなどがあります。原因としては、ずっと昔の話になりますが、人間が起立歩行を始めたことが原因であると言われています。
すなわち、人間が起立歩行するようになったため肛門が常に心臓より下になり肛門の血流がうっ滞しやすくなることが原因です。慢性便秘や飲酒、力仕事、立ったままの仕事、妊娠などが誘因となることが多いのです。
 歯状腺より上側(口側)の直腸粘膜には痛みを感じる神経はありません。したがって、内痔核の場合は出血などの症状があっても痛みは感じません。(もちろん、直腸粘膜に発生する直腸癌も痛みは感じません。) しかし、歯状腺より下側(肛門側)の肛門上皮には痛みを感じる神経があり、この部位に発生する外痔核は炎症を伴うと痛みを訴えることが多くなります。内痔核には程度により4段階に分類されています。(図4)

 T度:痔核はあるが、肛門から脱出することはない。
 U度:排便時に肛門から脱出するが、自然に肛門内にもどる。
 V度:排便時に肛門から脱出するが、自然には肛門内にはもどらず、指や手で肛門内に押しもどすことができる。
 W度:脱出したままで肛門内にもどすことが出来ない。
<治療>痔は基本的には炎症性の病気ですから、薬による治療が基本です。
・坐薬や軟膏
 主な成分は消炎鎮痛剤で、市販されているものもいくつかあります。
 T度の痔核に適していますが、ステロイドを含むものの長期使用は避けるべきです。
・注射療法
 内痔核に直接薬を注射して、線維化を起こさせる方法です。T〜U度の内痔核に適しています。
注射薬には硬化剤としてPhenol Almond Oilを使用します。その他ALTA法がありますが、当院では行っていません。
・結紮療法
 ゴム輪等で痔核を直接縛る方法です(図5)。
 U度から程度の軽いV度が適しています。簡単な方法ですが、数年で再発しやすいのが欠点です。
・手術療法
 V度,W度の内痔核には根治術が必要になります。
根治術にはホワイトヘッド(Whitehead)法とミリガン−モルガン(Milligan-Morgan)法があります。現在広く行われているのはミリガン−モルガン法で結紮切除半閉鎖法です(図6)。
 あなたの場合、どの治療法が最も適しているかは医師に相談して下さい。
 肛門の外側にイボ(静脈瘤)ができるいぼ痔のことを、外痔核といいます。一番多いのは血栓性外痔核です。血栓性外痔核になると、排便時に限らず通常でも激痛を伴い、肛門に力を入れることができなくなります。外痔核であることに気づいたら冷やさずに温めてください。入浴などで温めれば痛みが緩和され、早期完治にもつながります。入浴は血行を促進するという意味もありますので、入浴はなるべく毎日するといいでしょう。外痔核の治療には、座薬や軟膏が用いられます。外痔核がひどいようであれば、抗炎症薬、消炎酵素薬、消炎鎮痛薬を服用することになります。通常であれば、痛みは一週間程度でおさまるでしょう。しかし、なかなか治らず大きい血栓の場合は、局所麻酔をして切開し、血栓を除去することもあります。
 2.痔瘻(アナ痔)
 直腸と肛門との境目には歯状線という波形のへこみ(肛門陰窩)があり、その奥に肛門腺があります(図1)。この肛門陰窩に細菌が進入し肛門腺に炎症を起こし化膿することにより肛門周囲に膿が溜まり肛門周囲膿瘍になります。さらに進むと膿が皮膚を破ってトンネルを形成し、肛門周囲に排膿します(図7)。
 一度細菌が進入した肛門腺の部分は閉じて治ることはなく、絶えず細菌が進入し、化膿してトンネルから皮膚に膿が流れ出します。この状態を痔瘻と言います。痔瘻は男性に多く発生します。また、クロ−ン病や潰瘍性大腸炎などの特殊な病気を合併している場合があるので、そのような場合は原疾患の治療が優先します。
 痔瘻に対する治療は感染拡大予防に抗生剤や消炎鎮痛剤を投与しますが、細菌が進入した肛門腺(1次口)がある限りトンネルが閉じて治ることはありません。手術が必要になります。
 痔瘻には軽症から重症まであり、程度により手術法も異なりますので、医師によく相談して下さい。
 3.裂肛(切れ痔)
 肛門上皮が便秘や狭窄によって切れて起こる痔です。痛みを感じない直腸の粘膜とは違い、肛門上皮は痛みに敏感です。出血することもあります。
 浅い傷の場合は自然に治りますが、便秘症で硬い便が続いたり、肛門が狭い場合など再発しやすく、肛門はますます狭くなり、切れやすくなります。近くに見張りイボを伴うことがあります(図8)。
 裂ける部位はほとんど肛門の後方で60−80%です。前方が裂けるのは10−20%です。痔核・痔瘻と異なり20歳代の女性に多く見られます。治療は便秘の改善や坐薬、軟膏が第一選択ですが、改善しないものは手術が必要です。
 痔は、基本的に「血流」の病気です。そのため、予防と治療には「血流」を良くすることが必要です。長時間のデスクワ−ク、寒さ、低体温、運動不足、不規則な生活、下痢・便秘、飲酒、刺激物などは病気を悪化させるのでまずはこれらの生活改善が必要です。同じ体勢での仕事は避け、腰や下肢を暖かく保ち、排便後ウォシュレットなどで肛門を清潔にしておくことが大事です。また、お風呂で肛門を暖め、血流をよくすることも大事です。

専門外来シリーズ1
『 スポーツ外来 』

整形外科医師(日本整形外科学会専門医(日本体育協会公認スポーツドクター)荘 沢亮

 当院では整形外科の専門外来として、毎週月曜日午後2時から4時にスポーツ外来を開設しています。学校体育、レクリエーションスポーツによる怪我の治療はもちろん、スポーツ種目による怪我の特殊性を考え、またスポーツレベルに応じて、早期にスポーツ復帰ができるように治療を行っています。
 スポーツ外来は私、荘 沢亮(日本整形外科学会専門医・日本体育協会公認スポーツドクター)が担当しています。今まで大学ラグビー部、社会人ラグビー部、サッカーJリーグ等のチームドクターを務めた経験を持ち、スポーツ整形外科に関してはグラウンドレベルから手術、リハビリまで数多くの経験を有しています。
 診療内容は整形外科スポーツ外傷・障害全般です。
その中でも最もスポーツによる外傷・障害が多いのが膝関節です。特に膝前十字靭帯損傷、半月損傷、反復性膝蓋骨脱臼等が代表的な外傷・障害です。ついで反復性肩関節脱臼や投球などによる肩・肘関節障害が続き、足関節障害、疲労骨折の治療なども比較的多い障害です。
 スポーツ整形外科ではリハビリテーションや装具・運動療法を含む“保存的治療”はもちろん、必要に応じて積極的に手術も行います。
手術は現在では関節内を内視鏡を使って観察しつつ小さな手術器具で手術する“関節鏡視下手術”が主流となっています。“関節鏡視下手術”は傷が小さくからだへの負担を減らすことができるため、スポーツ、社会復帰を早くすることが可能です。当初はスポーツ選手など早期復帰が必要となる一部の患者さんに行ってきましたが、近年スポーツ選手以外の患者さんの手術においても、膝や肩を中心に多く行われるようになってきています。
 膝の靭帯損傷に対する再建手術は、以前は若年者のみが対象とされてきましたが、最近ではスポーツをする人の年齢の広がりと共に、また良好で安定した結果が得られる関節鏡による手術方法の発達により、手術の対象となる患者さんは中高年の方にも広がってきて良好な成績が得られています。
 肩の脱臼を繰り返す“反復性肩関節脱臼”も関節鏡視下手術の適応があります。また中高年者で“四十肩”“五十肩”と思われていた方が、実は腱の断裂である“腱板断裂”である場合があります。これも関節鏡で治すことができるようになってきました。
 中学生、高校生に多い野球肩、野球肘の治療は、レントゲンやMRI等で正確な診断をした上での保存治療が原則ですが、正しいフォームへの修正を含めてリハビリテーション科とも綿密に連携し、適切なスポーツ復帰時期のアドバイスや、段階に応じたトレーニング方法の指導を行い早期復帰を目指します。
 その他の部位も含めて、年少者から中高年の方までスポーツ外傷やスポーツ障害からの復帰を目指す人の、それぞれのスポーツのレベルに応じた、一人一人のニーズに合わせた対応に努めています。
 怪我をしてもあきらめずに好きなスポーツを続けられるようにお手伝いすることが、われわれの仕事だと考えています。 
 スポーツ外来の受診を希望される場合は、まず整形外科一般外来を受診して頂き担当医にその旨をご相談下さい。よろしくお願いいたします。

足柄上病院のドクター紹介 シリーズL6月採用〜 新任の医師 〜

@診療科 A専門分野 Bモットー(座右の銘) C趣味 D一言メッセージ

渡井喜一
@ 放射線科
A 放射線治療
B 世のため他人(ヒト)のため
C ゴルフ・散歩
D 乳房、前立腺、肺などの患者さんをご紹介下さい。

藤川直也
@ 泌尿器科
A 泌尿器一般
B 今日をがんばった者にのみ明日はやってくる。
C サイクリング
D よろしくお願いします。

増渕哲仁
@ 麻酔科
A 一般臨床麻酔
B ピンチはチャンス、チャンスはピンチ
C 読書、テニス
D よろしくお願いします。

地域医療連携室
9人それぞれの分野で精一杯がんばります。

「時間外受診についてのお願い」ご存知ですか!?

 最近、当院では診療時間外に連絡無しに直接来院する患者さんが増加傾向にあり、来院されても診療が出来ない場合があります。
 診療時間外の受診について次のとおりご協力をお願いします。

◎病院の時間外受診について
 当院の外来受付時間は、平日8:30から11:00までとなっています。
 それ以外の時間帯に、急病等で受診を希望される方は、医師が重症者の対応や緊急手術等により、来院されても診察が出来ない場合がありますので、必ず、来院される前に電話を入れ、受診可能か確認の上、ご来院いただきますようお願いします。
 来院される際は、必ず保険証、診察券をご持参ください。

耳鼻咽喉科診療日拡大のお知らせ

平成22年9月より耳鼻咽喉科外来診療日が今までの週2日から次のとおり週4日に拡大されました。
   *診療日、受付時間 …月、水、金曜日は、午前8時30分〜午前11時
              木曜日は、午後1時〜午後4時

変わりました 循環器科の新患等の受診受付窓口の変更について


 循環器科新患患者待ち時間対策等により、今年4月から3号館1階の急患室の1室で循環器科の新患及び循環器科の予約無し再診の方の診療を開始しました。しかし、診療受付の場所が従来と同じ総合診療科受付であったため、患者さんが2階で受付し1階に降りて行くという動線の問題等の課題が生じていました。

○受付窓口の変更
7/1より循環器科新患等の受付を3号館1階救急受付に移行しました。
循環器科受診の新患及び循環器科の予約無しの再診の方は、基本的に直接1号館1階の総合受付で受付した後、救急受付へおいでください。(目印として1号館1階エレベータ前から救急受付前まで廊下に青ラインが引かれています)
救急受付では、患者さんの到着確認、問診表記載依頼、急患室待合スペースへの案内、緊急
入院となった場合の入院説明等を行います。
時間帯による総合受付の対応
@ 7:30(自動再来機始動時刻)〜8:30……自動再来機前で再来機案内クラークが対応します。
新 患 ……8:30の総合受付の受付開始までお待ちいただきます(カルテ作成のため)。
再来予約無し患者 ……診察券を自動再来機に通し、案内クラークが救急受付の場所を案内します。(このケースのみ自動再来機を通します。)
A 8:30〜11:00……循環器科の新患及び循環器科の予約無しの再診の方は、診察券を自動再来機に通さず、全て総合受付で受付してください。
新 患 ……総合受付では受付後カルテを作成し、患者さんにカルテを渡して救急受付を案内します。
再来予約無し患者 ……総合受付で受付後、患者さんに救急受付を案内します。

オープンセミナーのご案内すべて認定看護師による研修です
<緩和ケア分野> 受講対象:緩和ケアに興味のある看護師
テーマ (講義・演習) 開催日時 申込み締切
腹部症状のある患者の看護   10月29日(水) 10月20日
呼吸困難感のある患者の看護・スピリチュアルケア 11月29日(月) 11月19日

<感染管理分野> 受講対象:看護師(どなたでも)
テーマ (講義・演習) 開催日時 申込み締切
標準予防策と経路別予防策・個人防護具の着脱の仕方など 10月13日(水) 10月1日
ノロウィルス疑いや流行性ウィルス性疾患に関することなど 11月11日(木) 11月1日
各種カテーテル由来感染予防などについて(講義) 12月9日(木) 12月1日

<がん化学療法分野> 受講対象:化学療法を受ける患者さまに関わっている看護師
テーマ(講義・簡単なゲーム) 開催日時 申込み締切
腫瘍学概論・がん化学療法概論:がんの疫学・細胞のメカニズム  12月2日(木) 11月12日
がん化学療法における主要な副作用とその対策・看護援助 1月6日(木) 12月13日
がん化学療法薬の投与管理とリスクマネジメント 1月27日(木) 1月13日

<申し込み方法>
*お電話にてお申込み下さい。その際、お名前・ご連絡先などお伺いさせていただきます。
*複数人数でお申込みの場合は、代表者の方に申込みをしていただき、人数をお伝え下さい。
*参加費はどの分野もありません。
*会場は、神奈川県立足柄上病院3号館1階 講義室です。変更がある場合はこちらから連絡します。
*募集人数は分野やテーマごとに制限がありますので、お申込み時にご確認下さい。
*締切日は厳守して下さい。
*各分野ともにシリーズになっていますが、1日のみの参加も受け付けております。
*やむを得ず欠席する場合は、必ず事前に担当者へご連絡下さい

<お申込み・問い合わせ先>
電話:0465−83−0351 (内線5508)担当:看護教育科 丸川 いずみ

看護師さん・助産師さん 募集 

神奈川県立足柄上病院は、総合病院として、県西部地域の医療を支えています

ブランクがあっても 安心してスタートいただけます。

研修充実 働き方いろいろ 保育園完備夜間保育あり 駅近で通勤便利


連絡先 рO465−83−0351内線5505
住所 足柄上郡松田町松田惣領866−1

院内情報センター

潜在看護師のための復帰支援研修のご案内

 近い将来看護師として社会復帰を考えられている方のために、病院の看護実践の現状を理解し、看護技術の再確認をする機会としてこの研修を企画しました。
 ご希望の方は、下記要領にてお申し込みください。

1.日 時  平成22年10月19日(火) 9:00〜12:30
       平成22年10月20日(水) 9:15〜16:30
2.場 所  足柄上病院 3号館1階 講義室
3.内 容  ・病院概要・感染防止対策・医療安全対策(技術演習を含む)
       ・病棟体験(看護師について見学します)
4.申し込み方法
 フォームメールまたはFAXにて下記の内容をご記載のうえ、お申し込みください。
  あて先:県立足柄上病院 看護教育科 宛   FAX: 0465‐82‐5377
  記載内容:・住所・氏名(ふりがな)・連絡先(EメールアドレスまたはFAX番号)
       ・希望する病棟(外科系、内科系、小児・母性)
5.申し込み期限  平成22年9月13日(月)
6.持ち物  ・筆記用具・靴(ナースシューズか白の運動靴)
       ・ユニフォーム(ユニフォームの準備ができない方はご相談ください)
*問い合わせ先*  教育担当副看護局長 高橋  電話0465‐83‐0351(内線5517)


子宮頸がん予防ワクチン接種のお知らせ

 平成22年7月より予約制にてワクチン接種を開始しました。予約方法等は次のとおりです。

 *予約方法… 産婦人科外来受診時に予約するか、又は平日16〜17時に産婦人科        外来に電話して予約してください。
 *接種日時… 接種日は毎月第1・第3水曜日、接種時間は予約日の午後2時
 *接種場所… 産婦人科外来
 *接種回数… 初回、1カ月後、半年後  計3回
 *接種費用… 初回 18,250円、 2回目 16,180円、 3回目 16,180円
 *注意事項… 予約された方は、来院前にご自宅で体温測定をして、午後2時に
        産婦人科外来においでください。


医学講座

  11月6日(土)  テーマ「心肺蘇生術、AEDの使い方」 (松田町共催)
  11月27日(土)  テーマ「腰・膝痛のはなし」      (南足柄市共催)
*詳細(参加募集)については、病院ホームページまたは市町の広報紙をご覧ください。

発 行:神奈川県立足柄上病院
    〒258‐0003神奈川県足柄上郡松田町松田惣領866‐1
 (TEL)0465‐83‐0351(FAX)0465‐82‐5377
    http://kanagawa-pho.jp/osirase/byouin/asigarakami
編 集:神奈川県立足柄上病院地域医療連携室 (内線)3178